そのうちの一つ。
“エスカレーターに整然と片側に並んで乗る”というマナー。
タイでは、エスカレーターに乗るのにマナーなんてものはありません。
左右関係なくグチャグチャに乗っています。そして、みんな立ち止まっています。

ですから、先を急いで歩きたい場合は、前に乗っている人を押しのけて進まなければ行けません。
、、、まぁ、それがタイというこの国では当たり前だと思っていました。
ところが、なんと、BTSの駅にあるエレベーターでこんな表示を見つけました。

『エスカレーターに乗る際は、右側に乗って手すりにつかまりましょう』
w(゜o゜)w オオー!
とうとう、この国でもエスカレーターの乗り方にマナーを作ろうとしているようです。
ちなみに、日本では・・・
・エスカレーターは歩く人のために片側をあける(関東では右側・関西では左側)
というのが定着しています。
「右側に乗る」ということは、タイは“関西式”にしようとしているようです。
しかし!
実は、日本でも「エスカレーターはそもそも歩くものではなく、歩くというのは大変危険な行為」であるとのことから、歩行禁止の呼びかけが始まっているようです。
日本エレベーター協会のウェブサイトにこんな記載がありました。
『慣例となっているエスカレーターの片側あけですが、危険や不便をともなう行為だということが、少しずつ浸透してきました。多数の場所でエスカレーターの歩行禁止の呼びかけを始めています。』

何気にタイ人の今までのエスカレーターの乗り方(歩かない、片寄らない)のほうが、本当のマナーとしては正しい乗り方のようです。