なんだか日本でも大きなニュースになってしまっている「バンコクの非常事態宣言」。
南部のプーケットや、クラビ、ハジャイ(ハートヤイ)の空港が閉鎖されたとか(現在は一部解除されたらしいが)、首相府を占拠して武力で衝突したりと、なんだかこれが本来のあるべき民主主義の一つの形なんだかよく分からない状態のタイだが、ニュースで騒がれているほど、一般市民の生活はいたって平穏のようである。
特に私の住んでいるシラチャでは、今回の出来事は完全にテレビやパソコンの中だけでの出来事のような感じが今のところする。 影響と言えば仕事上で日本から来られる予定だった方が来られなくなったこと。
2年前のクーデターの際には私はタイにいなかったので、よくは分からないが、今回は一体どうなるのであろうか? なんだか、報道を見る限り前回より冷やかな視線で今回の騒動を眺めているタイ人が多いのは気のせいだろうか? ある方に聞いたところ、「今回のタクシン問題はかなり根が深いのでないか」との事。
富裕層の利害、政治家の利害、そして田舎にいる農民を買収して集会を先導している人々の利害。
これらの様々な利害が複雑に絡み合って、本当は恨みもない人を恨みあい、勢いで暴力が発生し、死者が出てしまい、報道により一部の話だけが誇張していき、勢いがさらに加速され、、、…一体どうなっていくのであろうか?
間違いがないのは、せっかくタイ国内の経済がこれから大きく成長していこうという時期に、大きく水をさされてしまった事実。 ベトナムやインド、そして中国やアラブ諸国などとの国際競争も激化していくはずなのに、この身内でのゴタゴタ。
「タイのイメージが悪くなっていくことは避けてほしい」というのは、この国に少しでも関わっている日本人が皆、感じていることだとは思うのであるが。
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2008年09月02日
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