反タクシン派の民主党が、元タクシン派の勢力と共に、97年のチュアン首相以来の政権の座に就くことになった。
まぁ、とはいえ、タイに(特に郊外のシラチャで)暮らしているイチ日本人である私の生活には直接の関係などある由も多分ないのではあるが、今度は元タクシン派がバンコクで不穏な動きをしているとの話もあり、全くいいニュースが流れてこない毎日ではある。
バンコク市内どころか、タイ国内全体から、あの例年のような12月の祝賀ムードが全然感じられない。不況のせいだけだろうか?
↓先日、バンコク市内を運転中に見つけた看板がこれ。
緑の街、バンコク
住みよい街、
幸せになれる街。
みんなが快適に
住める安全な街
昨今の混乱ぶりを日本のTVやインターネットなどの報道を見る限り、バンコクは“超危険な都市”になってしまっている。まるで全土に退避勧告が出ているどこかの国のごとくである。
バンコクの高級ホテルでは稼働率が1ケタの所もあるようで、全くもって“あり得ない”状況が続いているそうである。
バンコクの街中にいれば、一部を除いて至って平穏な「天上の都」がここにはあるのであるが、タイ語のこんな看板が普通にあることに若干の違和感を感じるのは私だけだろうか?
今、タイでは「黄色」の服を着れば、「反タクシン派(PAD派)」、「赤色」の服を着れば「元タクシン派」みたいな雰囲気がなんとなーくある。
「黄色」対「赤色」を混ぜると「オレンジ」になる。明日から、誰とも喧嘩しないオレンジの服着て職場に行こうかな? (→あっ。オレンジ色の服持ってなかった…。それと、緑もないな…。)
↓先日見た、ニュースで私が妙に興味をひかれた記事がこれ。
http://www.newsclip.be/news/20081207_021681.html 全くの個人的なサイト上であるとはいえ多くを語る事の出来ない、「いつかは来るタイ最大のXデー」が近付いているとの噂も絶えず聞こえてくる。
「Xデー」を迎えたとき、タイ王国の根底にあるこの問題はどうやって解決されていくのであろうか?
ただ、今この状況下で「Xデー」が来ないことだけを本当に願っていることだけは間違いないのだが。