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2010年02月03日

チップの相場

日本にはあまり無くて、欧米では当然の様な習慣のひとつ。

 タイでは元々なかったのに、70年代のベトナム戦争後に根付いた、と言われている習慣で「チップ有料」がある。

 何かサービス(施し)をして貰ったときに、ささやかな気持ちで渡す「チップ」で有るが、相場がきちっとある訳でもないので、いざ「How much?」となった時に、困るのがチップである。

タイに住んでいると、『なんとなーく、これくらいかな?』というチップの自分なりのチップ相場が出来あがってくる。

例えば… (あくまで私の相場。ケチとか言わないでください。) 

メータータクシー(バンコク) →メーター料金+5バーツ単位で二つ切り上げ。
 つまり、メーターが 56バーツなら、65バーツ。 99バーツなら、105バーツ。121バーツなら130バーツ。 ただし、長距離(バンコク郊外へ)の場合は+20バーツほど上乗せ。
ホテルのメイド・ベルサービス → 一律20バーツ/回
レストランでの食事 → 
     屋台では基本無し。ゼロ。 
     カジュアルレストラン(低・屋外)→端数の小銭。(おつりが57バーツなら、7バーツ)
     カジュアルレストラン(中)→20バーツ〜50バーツ
     カジュアルレストラン(高)→50バーツ〜100バーツ
     フォーマル高級レストラン→100〜200バーツ

 上記の値段は、当然「おおよそ」であって、サービスが良ければこれ以上出してしまう事もあるし、例えばタクシーでも乱暴な運転手には、メーター丁度の料金しか出さない事もある。

DSCF82231.jpg

 上記写真は、バンコクの中心地にある人気デパートのひとつ、サイアムパラゴンにて。

 慢性的に駐車場が不足しているこのデパートでは、駐車場を探すのに、いつも一苦労。
 そんな手間と時間がかかる事を、せっかく来てくれたお客にさせない様、ある場所へ車を持って行きパッ!と鍵を預けると、そこに居るスタッフが車を近くに止めておいてくれるサービスが始まっていた。
 そこのサービスオフィスに有った看板がこれ。

「サービスは我々の責務ですので、チップは要りません」

 素晴らしい!!

 こういう所でチップ制を野放しにすると、、、

「チップが沢山有る」
   ↓
「たくさん貯まる」
   ↓
「争うように仕事を取り合う」
   ↓
「職場の人間関係が崩れる」
   ↓
「サービス自体が非常に悪くなる」
   ↓
「苦情の原因になる」
   ↓
「何か事故が起きる」


といった負の連鎖によく陥りがち。

さすが、サイアムパラゴン。
こういう事が普通にキチンと出来るから、他のデパートと一味違う、常連客が沢山いるのだと思う。

 「チップはなしで!」と言われて、本当にチップを渡さないと「チョットだけ悪い気」がするのは私だけではないだろうが… 

 →あっ! それでまたこのデパートに足が向いてしまうのがここの営業戦略か。。。たらーっ(汗)
posted by よさく at 01:28| Comment(0) | タイ観察
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