タイのUDD(赤シャツ軍団)問題。
日本でも結構なニュースになっているようで、外務省の渡航情報でもバンコクが一段階引き上げられて「渡航の是非検討」になったとのこと。
危ないのはバンコクの一部地域(但し中心部)だけ。バンコク・スクムビット界隈は平和。 ちなみに、シラチャもいたって平和。
25日午前のアピシット首相の定例会見をTVで見ていたが、「タイは今年国際機関の予想で6.2%の成長が今年は見込まれていたものの、UDDのせいで全てがダメになった」と、強い口調で言っていたのが印象的であった。
確かに、現政権に対するUDDの暴力行為、恫喝はいけない。
しかし、武力を使っての強制排除(執行)も、一瞬の解決はしたとしても結果としては何も生み出さないのであろう。同じことが繰り返されるだけ。
また今回も、1973年の血の日曜日事件(※当時のタノーム首相が非武装の反対派学生のデモを鎮圧し多数の死者を出した)の様に、歴史に汚点が残ってしまうのか。
この問題の根は昔からタイ社会の真底、深い所に有るようである。
何冊かのタイ歴史本を読むと、現代における他の資本主義国では理解できない様な裏の社会構造がこの国ではまかり通っていて、いつの時代にも色々と問題は起こりながら、常に「玉虫色の着地点」を生み出して、なんとか国を機能させてきた、その様子を書いてある本が多い。
「不敬罪」という罪が有るのも、その一因なのであろうか。
この状況がさらに続けは、景気後退ではなくて、間違いなく景気沈没。引き上げ不可能になってしまう。 既に仕事にも少なからず影響が出ているので、早く終わって欲しい…
タイで仕事・生活をするという事は、こういうリスクもあるのか。。。タイのイメージ、悪化させすぎ。
この地域随一の経済立国で、工業立国で、観光立国なのに…。
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2010年04月25日
タイの政治は対立中。根が深すぎる。。。
posted by よさく at 18:28| Comment(0)
| タイ観察
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