次いで今度は、東京都内で「水道水」から基準値以上の放射能物質が出てきたとの事。
本当に日本の検査技術は素晴らしいですね。そして何だかんだ言っても悪い情報も直ぐに公表ができる、というのもやっぱり日本だと思いました。
タイでは、もう大げさに言えは「ランシー(放射能)パニック」です。
どう、タイが報道しているのかというと、内容としては日本の報道とそう変わらないような気もするのですが、やはりその“受け止め方”が相当にヒステリックです。
“参考ページ(タイラット新聞・タイ語)”
マスコミは往々にして良い情報は小さく、悪い情報はセンセーショナルに報道する傾向が日本でもタイでも強いですが、それにしても「パニック」という表現を使っても違和感がないほどの状況です。
一部タイのネット上などでは和食の「寿司・刺身」は食べると非常に危険だ と流れているようですし、現にタイ人オーナーの意向で日本からの食材調達中止を決めている高級和食店もあるようです。
(あれだけ今まで日本直送を謳ってきたはずなのに。。。)
なんでもこのお店では「店舗内に日本からの輸入品があるだけで全て危険」という間違った情報を与えられ、従業員は信じてしまっているとの事。
…もう、呆れて文句を言う気にもなりません。
私が働いているお店でも「日本の食材は危ないから」といって日本輸入食材を使ったメニューを敬遠するタイ人お客さんが少なくありません。
目の前で「あんたの国の食材は危ないから要らない」とハッキリ言われると、決して気分はよくありません。
「少しでも危険な疑いのある食材はそもそも日本の市場で決して流通しないですし、ここには有りません」とやさしく言い返しても“のれんに腕押し”。
この状態が早急に収まる気配は今のところありません。
【風評被害は他店舗にも。】
以前、このブログで開店準備中であることを伝えた、

無事に先月オープンしました。

「100% 北海道産牛乳使用!」と謳ってグランドオープンさせましたが、この「ランシー・パニック」以降、客足が少し減少しているようです。

昨日、このフランチャイジーのオーナーにコソッと聞いたところ、来店する一部のお客にも「お宅の牛乳大丈夫?」と訊いてくる人がいるそうです。
「大丈夫です」としか、答えれないですよね、当然。
そして、、、
つい先週、新たなクレープ屋がパラゴン内に出現。

MOTHER'S CREPE
小規模店舗ながら、タイ初出店であり、Grand Floorのスーパマーケット近くにも位置しており、これから! という時に日本で大災害発生。
クレープと共に「軽井沢ソフトクリーム」(↓下写真)も売られていますが、どうも客足は鈍い感じ。

「Mede in(from) Japan = 安心・安全」という構図は今回の事故で現在の所タイ社会からは消え去ってしまっている様子。
この影響、まだしばらく続きそうです。。。(涙)
※余談※
市場関係者から聞いた話によると、日本から運ばれてくる「生鮮品」はバンコクの空港で抜き取り検査をされている様で、抜き取られた製品は返ってこないそうです。
業者にとってはお客様からの注文品を抜き取られてしまうこととなってしまい、大迷惑を被っているそうです。
しかし、まだタイはいい方で、東南アジアの他の国(インドネシア等)では、根本的に日本からの生鮮品輸入を全てシャットアウトしているとの話。