タイの隣国「Laos」のビールです。
「ラオス」は19世紀の終わりごろから約60年間フランスの保護国となり、アジアンエスニックの中にフランス文化が色濃く残る、東南アジアの内陸国です。
首都Vientianeに入れば、伝統的なラオス寺院の近くに「シャンゼリゼ通り」を模した大通り、そして「凱旋門」がありますし、街の至る所でフランスパンが売られています。フランス直送のワイン店も幾つかあり、隣のタイとは似て非なる雰囲気の街並みです。
そんな国で作られているビール「ビーア・ラオ(ເບຍລາວ」
タイ・バンコクでは幾つかのビアバーなとで見かけることもありますが、今回スクムビット Soi33 のVilla Marketで売られているのを発見。
写真左の「Lager タイプ」が330mlで43バーツ (約120円)
右の 「Dark タイプ」が同 65バーツ (約180円) でした。
タイのシンハビール(ビア・シン)よりちょっとだけ高いかな? という感じですが、輸入ビールとしてはやはり割安。

製造元のThe Lao Brewery Company Ltd. (ບໍລິສັັັດ ເບຍລາວ ຈໍາກັດ )は40年の歴史がある国有企業(創業時はフランス人とラオス人が出資した民間企業)で、ビール製造に係る機械などは全てヨーロッパから輸入しているとのことです。
The Lao Brewery Company サイト (注意: ビア・ラオのテーマ曲が流れます[CM曲?])
ラオス国内で栽培された米を加工処理、フランスとベルギーから大麦麦芽を輸入して、ドイツからホップとイーストを輸入してビールを製造しています。
味は、、、「フランスのビールみたい」と言っていた人が以前にいましたが、私にはちょっと分かりません。
かなり軽い感じの口当たりで、タイのシンハーに比べると重量感はなく薄く感じますが、その分とても飲みやすいビールです。
“当地のビールは当地の空気と一緒に飲む”のが一番美味しい飲み方である、と自負している私はラオスでメコン川に沈む夕日を眺めながら飲んだ、このビールの感動は忘れがたいものです。
機会があれば、是非是非。
【最新のビアラオCM / ラオスの風景が綺麗に描かれています】